五木寛之さんは、65歳で自動車の運転をやめた。明らかに運動神経が衰えたためだ。ただ、運転免許証はすぐに返納しないで高齢者講習を受講して所有し続けていた。受けた回数は2度。3度目は諦めたという ▼運転はしないのに、どうして持ち歩いていたのか。五木さんは「運転はしないが、運転はできる」というのが心の支えだったのかもしれないと振り返る。「できないからしない」と「できるけどしない」のあいだには深くて暗い...
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