いわき市立美術館で19日に開幕する福島民友新聞創刊130周年記念事業の企画展「谷川俊太郎 絵本★百貨展」について、同美術館の竹内啓子館長は「谷川俊太郎さんが最後に関わった展覧会。注目を集めている」と語り、来場を呼びかけた。
企画展は同美術館と福島民友新聞社、福島中央テレビの主催。昨年11月、92歳で亡くなった詩人谷川俊太郎さんが制作した約20冊の絵本を取り上げ、絵本原画や絵本から着想を得たインスタレーション作品を紹介する。6月8日まで。
担当する学芸員の鈴木彩乃さんは「大きな集客が見込める展覧会。子どもたちも作品を知っていて、幅広い世代が楽しめるイベント構成になっている」と話した。映像や音楽を活用した作品など、多彩な展示が楽しめるという。江尻英貴学芸課長が同行した。