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【4】短大の授業、驚きの連続 食文化研究家・平出美穂子

2025/05/01 08:30

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短大で学んでいた頃の私(右)。短大ではタケノコのあく抜きなど、初めて知ることの連続だった

 会津短大(現会津大短期大学部)家政科食物専攻に1965年に入学した。食物専攻は私が受験した年に新設され、全国から優秀な教員や学生が集まった。そこでは驚きの連続だった。 例えば、入学間もない時の調理実習だ。たけのこご飯を作るのに、なぜかタケノコと米ぬかが一緒に鍋でゆでられている。その様子を不思議に思い、見詰めていたら「平出さんはあく抜きをしたことがないのかしら」と教員に声をかけられた。実家では近所...

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