船乗りを目指した私は高い壁に直面した。 進路を考えるようになった高校1年の時、書店で航海士試験の書籍を立ち読みして、気が付いた。当時、船長になるには視力が裸眼で0.7以上、機関士だと0.5以上でないといけない。視力が0.1の私ではそもそも受験ができなかった。 視力のために船乗りにはなれない。衝撃を受けたが、私は進路を転換し、船の設計者を目指すことにした。しかし、福島高にいた自分はソフトテ...
この記事は会員専用記事です
残り598文字(全文798文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。