天狗(てんぐ)の隠れみのという昔話がある。いたずら者が、天狗から姿を隠すことができるみのをだまし取る。見えないことを利用し悪事を繰り返すが、家族がみのをごみと思って燃やし灰にしてしまう ▼諦めることなく悪知恵を絞り、灰にも姿を消す効果があるだろうと考え、裸の体に塗りたくり再び姿を隠す。酒屋に侵入し酒を盗み飲みしていると、口の周りの灰が落ちて「口のお化けが出た」と騒ぎになる。それで正体がばれ、いた...
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