1970年の大阪万博で造られた、岡本太郎の太陽の塔には三つの「顔」がある。胴体部分の顔は現在を表し、頂部の黄金の顔は未来、背面にある黒い顔は過去を象徴する。ただ開催当時は外部から見えない、もう一つの顔があった ▼第4の顔は地下に展示され、「地底の太陽」と呼ばれた。生命の根源的なエネルギーをテーマにした地下展示室のうち、「いのり」の空間にあった全長約11メートルの顔は、人間の内面や精神世界を表して...
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