• X
  • facebook
  • line

【6月24日付編集日記】地底の太陽

2025/06/24 07:55

  • 有料記事

 1970年の大阪万博で造られた、岡本太郎の太陽の塔には三つの「顔」がある。胴体部分の顔は現在を表し、頂部の黄金の顔は未来、背面にある黒い顔は過去を象徴する。ただ開催当時は外部から見えない、もう一つの顔があった ▼第4の顔は地下に展示され、「地底の太陽」と呼ばれた。生命の根源的なエネルギーをテーマにした地下展示室のうち、「いのり」の空間にあった全長約11メートルの顔は、人間の内面や精神世界を表して...

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line