幸楽苑(郡山市)は30日、国見町の道の駅国見あつかしの郷内に「道の駅国見あつかしの郷店」を開店する。同社約7年ぶりの新規出店で道の駅初出店となる同店では、主な利用者となる運転手らに朝からしっかり食べてもらうことを想定した限定新メニュー「鶏そぼろキムチ丼」を提供するほか、調理ロボットを全店舗で初めて実験導入する。
新店舗はロードサイド型の店舗と品ぞろえをほぼ同じくした。道の駅を利用する運転手や宿泊客、地元住民の来店を想定し、営業時間は午前7時~午後9時で座席数は58席。午前7時~同11時までの時間帯限定の朝食メニューとして素らーめんや鶏そぼろキムチ丼とのセットなど5種類のメニューを提供。午後3時から始まる中華ダイニングでは、「レバニラ炒め」と「野菜炒め」を、TechMagic社(東京都)の調理ロボット「I―Robo2」で調理して提供する。調理ロボットは今後、既存店舗への導入も検討していく。
開店に先立ち、29日には同店で記者発表会が開かれ、店舗内などが公開された。同社の芳賀正彦専務取締役営業本部長は「道の駅への出店はマーケットの拡大につながると期待している。防災拠点となる道の駅に出店することで、災害発生時にも速やかに食材を供給できる」と話した。