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吉村作治さんや石井竜也さんら企画、浜通りで参加型「芸術展」

2025/08/02 10:00

石井氏が手がけた作品の前で、アートを通じた浜通りの復興や地域活性化を誓う(左から)吉田、吉村、石井各氏

 古代エジプト考古学研究の第一人者で東日本国際大総長の吉村作治氏と、人気バンド「米米CLUB」のボーカルでアーティストの石井竜也氏による参加型芸術イベントが10月、浜通りを拠点にスタートする。「それは未来へと夢を紡ぐこと」をテーマに写真や絵、詩を全国から募り、一つの作品に仕上げ、東日本大震災からの復興が進む浜通りの文化や今をアートで発信する。2030年までの5カ年計画で開催する予定だ。

 「Happy Island(ハッピーアイランド)浜通りアーツ2026」と題し、吉村氏が実行委員長、石井氏がディレクターを務める。浜通りの若手経営者らでつくる広域連携団体「HAMADOORI13(浜通りサーティーン)」も協力し、代表理事の吉田学氏が実行副委員長を担う。

 主な内容は【表】の通り。天使の羽アート制作では、石井氏のアート事業「GROUND ANGEL(グラウンドエンジェル)」にちなみ、参加者と一緒に羽を使った作品を手がける。

 一口500円から参加できる。10月から絵や詩を募った上で、来年8月に県内で大規模イベントを開き、完成・発表する。浜通りの道の駅を中心に展示するほか、各地で展示会を開く。

 吉村氏は1日、大熊町で記者会見し「浜通りの復興に向け新しいものを創造することが大事だ」、石井氏は「原発事故に見舞われた福島を盛り上げ、世界へと発信したい」と意義を語った。

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