帝国データバンク福島支店がまとめた7月の県内企業倒産集計(負債1千万円以上)によると、倒産件数は前年同月から2件減の8件、負債総額は前年同月から4倍増の35億7300万円だった。
業種別では、小売業が最多の3件で、製造業2件、建設業、卸売業、サービス業がいずれも1件だった。7件が不況型倒産で、主因は販売不振。残りの1件は所有する建機の盗難が倒産の引き金となった。
同支店は「県内では収益確保に苦戦し、今期も厳しい業績を見込む企業が多い」と分析。「引き続き休廃業も含めて今後の動向に一定の注意が必要」とした。