11月に東京や本県で開催される聴覚障害者の国際スポーツ大会「東京デフリンピック」の開幕まで100日を記念したイベントが9日、郡山市で開かれ、本県ゆかりのデフアスリートらが大会の見どころや競技の魅力を紹介した。
Jヴィレッジで開催されるデフサッカーの日本代表主将の松元卓巳選手、デフバスケットボール日本代表の越前由喜選手(西郷村出身)のほか、デフサッカーの西戸湖乃華選手(福島市出身)、冬季デフリンピックカーリング競技出場の山口翔大選手(郡山市在住)、応援アンバサダーの川俣郁美さんが参加した。
松元さんはデフリンピックに多様な種目があることや知名度がまだまだ高くない現状を紹介。「世界一になるためだけに頑張ってきた。皆さんの力が必要。一緒に戦ってほしい」と応援を呼びかけた。
越前さんはサインを使って選手同士でコミュニケーションを図っていることなどを説明し「初戦は世界1位のウクライナだが、勝利して良いスタートを切りたい。活躍する姿を皆さんに見てもらいたい」と抱負を述べた。
最後は来場者と共に、耳が不自由な選手のための手話をベースにした応援方法「サインエール」を繰り広げた。