双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館は9月1日から、バスで被災地を巡る「フィールドワーク」で英語によるガイドを導入する。震災と原子力災害や被災地の現状を英語で説明し、インバウンド(訪日客)に対応する。13日から英語版フィールドワークの予約を受け付けている。
フィールドワークは、双葉、浪江の両町をバスで巡り、津波の被災状況や原発事故の避難の現状などを説明している。これまで、海外からの利用客には通訳者を介してガイドしていたが、専門用語や土地勘が求められることなどから、英会話ができる案内人を用意し英語版フィールドワークを導入する。
フィールドワークは伝承館のホームページから予約する。英語版での予約は、備考欄などに英語版を希望する旨を記載する。
日本語版の料金は20人以上は1人当たり1000円(高校生以下500円)、20人未満のグループは2万円(同1万円)だが、英語版は20人以上は1人当たり1500円(高校生以下750円)、20人未満のグループは3万円(同1万5000円)となる。問い合わせは伝承館(電話0240・23・4402)へ。