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食と経済、好循環へ事業 福島県20日始動、県産品で新商品

2025/08/16 08:45

 農林漁業者や食品事業者、卸・小売り事業者の知見や技術を結集し、県産農林水産物を使って新商品の創出に挑戦する福島県の「ふくしま・フード・プロジェクト(FFP)」が20日、始動する。

 地域全体で食と経済の好循環を生み出す新たな仕組みとして、気候変動に伴う規格外の農産物や未利用資源の活用、製造や消費の段階で生じるフードロスといった課題の解決につなげる。

 対象者は農林漁業者や食品事業者、卸・小売り事業者、金融機関など食のビジネスに関わる事業者。各現場で抱える課題やアイデアを出し合い、専門部会に分かれて新たなサービスの創出や商品開発を試みる。

 初回の20日は、郡山市のビッグパレットふくしまで研修会を開催し、持続的な食料システムの確立や地域資源を活用した商品化のポイントを紹介するほか、参加者同士で意見交換する。

 9、10月には専門部会を開き、新たなビジネスの戦略構想を練り上げ、マッチングを進める。専門家による助言も受けながら、来年2月下旬に試作品などの成果をお披露目する。

 研修会はオンラインでの参加も可能で、県は18日まで申し込みを受け付けている。問い合わせはFFP事務局(電話024・905・1295)へ。

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