大熊町が常磐道大熊インターチェンジ(IC)の隣接地に整備を目指す道の駅を巡り、町は整備基本計画を策定した。道の駅敷地内を建物エリア、自然・アウトドア、駐車場、ヘリポート、将来の拡張用地の五つのエリアに分けて施設や機能を配置していく。2027年度中に敷地の造成工事に着手し、30年度の開業を目指している。
敷地面積は県内最大級となる約5.7ヘクタールを予定。このうち建物エリアはにぎわい、交流、休憩の三つのゾーンに分け、産直・物販施設、フードコート、屋内遊び場、カフェ、イベント広場などを整備する計画だ。
道の駅は、高速道に隣接する立地を生かし、常磐道の東西両側にパーキングエリア(PA)も設け、高速道を降りずに利用できる県内初の直結型の道の駅とする方針。道の駅の敷地内に整備する駐車場は一般道の利用車を対象とし、小型・大型車両約200台分の駐車スペースを確保する。また民間事業者の出店スペースを設け、ガソリンスタンドの整備を想定している。
道の駅の整備予定地は民地で26年度から用地の調査・買収を進める計画。敷地造成を進め、28年度から建築工事に取りかかる予定だ。