福島県は、新規就農者の確保に向けて情報発信をする「ふくのう」応援リポーターの第1号に、天栄村出身のフリーアナウンサー幡谷明里さんを任命した。県庁で18日、着任式が行われ、幡谷さんは「自分の声、映像を通し、福島の農業の魅力を全国に伝えていきたい」と意気込みを語った。
「ふくのう」は、「福島で農業しよう!」をキーワードに新規就農者の確保を目指す県の取り組み。幡谷さんはフリーアナウンサーとして活躍する発信力を生かし、動画に出演するなどして農業の魅力発信に協力する。
着任式では、県農業担い手課の岩沢正浩課長が幡谷さんに応援リポーターの名刺を手渡した。家族が天栄村で農業を営む幡谷さんは、幼少期に農作業を手伝った経験を振り返り「農業は大変な分、収穫できた時の喜びが大きい。新しい命が芽吹いたときの感動が私の原点」と話した。