福島署は22日、「ロマンス詐欺」の被害拡大を防いだとして、JAふくしま未来福島東部支店に署長感謝状を贈った。
同署や支店によると、7月25日「ATMで振り込めなかった分を送金したい」という70代男性が来店。窓口で対応した高橋茜さん(41)が男性の通帳を確認すると、男性は複数の個人口座に計約40万円を振り込んでいた。不審に思った高橋さんは上司に相談、支店からの通報で駆け付けた署員と共に被害拡大を防いだ。
高橋さんは「顧客が個人口座に振り込んでいた場合は内容を確認するようにしており、それが今回の詐欺被害拡大の防止につながった」と話した。郡司尚也支店長(46)は「詐欺被害は多様化している。適切に対応できるようにしたい」と話した。贈呈式は同署で行われ、渋川敬蔵署長が高橋さんに感謝状を手渡した。郡司支店長らが同席した。