伊達市は9月1日、同市の阿武隈急行保原駅前の歩道など市内3カ所で、民間企業をPRするマンホール広告の掲載を開始する。下水道への理解と関心を高めようと、県内で初めてマンホールを用いた広告事業に乗り出した。収入は下水道施設の維持管理費に充てられる。
市は昨年4月から広告を出す事業者を募り、第一環境東北支店(仙台市)と伊達物産、尊建匠(みことけんしょう、伊達市)の3社から申し込みがあった。
マンホール広告は直径約50~60センチで、各社のイメージキャラクターやモチーフの花、社名などがあしらわれた。今年9月から3年間、保原駅前のほか、阿武隈急行梁川駅、JR伊達駅の周辺の歩道に設置される。広告料は月額8250円で、各社が1枚ずつ用意した。
3種類のマンホール広告が27日、市役所でお披露目された。須田博行市長は「広告を通して下水道の重要性に気づいてもらいたい」と述べた。第一環境東北支店の小松優支店長、伊達物産の清水道夫会長、尊建匠の菊地一博社長が同席した。