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給食500食分の提供体制を整備 大熊町が施設新設へ

2025/08/28 08:45

大熊町の学校給食施設の完成イメージ

 大熊町が、町内の旧大野幼稚園跡地に新設する学校給食施設の基本設計がまとまった。鉄骨平屋で最大500食分の給食を提供できる調理機能を整備する。

 町が26日、町役場で開かれた町総合教育会議で基本設計を示した。敷地面積は約7000平方メートルで、年内に着工し、2027年春の開業を目指している。

 現在、町内の義務教育学校「学び舎(や)ゆめの森」の給食は、浪江町のなみえ創成小中で調理し、配送されている。子どもの町内居住人口は今後、大幅な増加が見込まれており、調理能力が逼迫(ひっぱく)する可能性があることから、町は安定的な給食提供の体制を整えるため、給食施設を新設する。

 吉田淳町長は「子どもの健やかな成長を支える重要なインフラとして、衛生面や非常時の備えも整え、円滑な稼働に向けて準備を進めたい」と話した。

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