郡山市で11月に開かれる第29回全国納豆鑑評会を主催する全国納豆協同組合連合会は27日、県庁に佐藤宏隆副知事を訪ね、開催をPRした。東日本大震災、東京電力福島第1原発事故からの復興支援が目的の一つにあり、連合会公認キャラクターの「ねば~る君」は「発酵で復興。みんな来てねば~」と来場を呼びかけた。
鑑評会では納豆を見た目、香り、味・食感の3項目で審査し、日本一を決める。昨年はミドリヤ(郡山市)が日本一に輝いた。
連合会の伊藤英文常務理事は「納豆市場を盛り上げていきたい」と意気込みを語った。佐藤副知事は、本県が納豆や日本酒、しょうゆ、みそといった豊かな発酵文化を観光誘客に生かす「発酵ツーリズム」を展開していることに触れ「発酵文化を知ってもらうきっかけになるとよい」と期待を込めた。ミドリヤの村上利勝社長、村上未奈さんが同席した。
鑑評会は11月21日、郡山市のビューホテルアネックスで開かれる。