福島日産自動車(福島市)のグループ会社「EV GARDEN(イーブイ・ガーデン)」が同市北町に整備を進めている新たな交流施設「EV GARDENふくしま」は11月1日にオープンする。同社が29日、福島民友新聞社の取材に明らかにした。
地域交流と防災拠点の役割を担う施設で、日産やルノー車を展示・販売していた「福島BIG20」の2階建ての建物を改装。1階には地元産食材を使った料理を提供する直営レストランや市民らが交流できる空間を整備し、吹き抜けの2階はレンタルオフィスとする。防災拠点として、EV(電気自動車)などへの充電や電力供給が可能な非常用電源システム、太陽光発電パネルも備える。
新施設は現在工事を進めており、9月中に完成する見通し。来年夏には浪江町にも同様の機能を持った施設を開所する予定という。