第10回曼珠沙華(まんじゅしゃげ)まつりは30日、二本松市の安達ケ原ふるさと村で開幕した。満開のポーチュラカに加え、早咲きのマンジュシャゲも咲き始め、園内を鮮やかに彩っている。
マンジュシャゲは猛暑の影響で例年より生育が遅れている。桃紫色の「ふるさとのしずく」がポーチュラカの間から茎を伸ばして花の共演を楽しめるほか、日陰には白い「真夏のクリスマス」が咲き、9月上旬ごろに見頃を迎える。赤いマンジュシャゲは同20日ごろに見頃を迎える見込み。
主催の安達ケ原ふるさと村の景観を良くする会は園内や阿武隈川河畔に計約300万本のマンジュシャゲの開花を見込んでいる。
開場に先立ちオープン式が30日行われた。安達ケ原ふるさと村の景観を良くする会の佐久間政芳理事長が「多くの人に来場いただけるよう頑張っていきたい」とあいさつし、三保恵一市長らとテープカットして待望の開幕を祝った。
まつりは花の見頃が続く10月初旬まで。時間は午前9時~午後5時。期間中は1人300円の協力金をお願いする。問い合わせは同会(電話080・2804・7786)へ。