会津まつりは最終日の21日、福島県会津若松市で日新館童子行列が行われた。武者の衣装や着物を着た小学生が市中心部を堂々と行進し、まつりを締めくくった。
会津藩の子弟を教育した藩校「日新館」にちなんだ行事。鶴城、城南、大戸、荒舘、川南の5小学校から6年生計約160人が白虎隊や、なぎなた隊に扮(ふん)して参加した。
児童たちは「エイ、エイ、オー」と威勢のいいかけ声を上げながら鶴ケ城を目指した。総大将役を務めた児童(城南小6年)は「昔の人たちがつないできた伝統をしっかり受け継ぐことができて良かった」と充実感をにじませた。市内19小学校の児童による鼓笛隊パレードも行われた。
会津まつり協会によると、3日間の観客数(参加者含む)は約23万9300人だった。20日夜の会津磐梯山踊りが降雨により短縮されたが、悪天候の影響で初日行事が中止になった昨年より約7800人多かった。協会は「昨年より天候に恵まれ、観客数も増えた」としている。