自宅で化学薬品などを混ぜ合わせ覚醒剤を製造したとして、郡山署は14日午前8時40分ごろ、覚醒剤取締法違反(製造)の疑いで山梨県甲斐市、大学院生(24)を逮捕した。同署によると、製造容疑による逮捕は福島県内初という。
逮捕容疑は、3月24日ごろ~27日ごろの間、当時住んでいた山形県米沢市の自宅で、化学薬品を合成するなどして覚醒剤を製造した疑い。
同署によると、大学院生は理系の大学院に在籍しており「覚醒剤の効果に興味があった。自分で使用するために作った」と供述しているという。3月末に「自作した覚醒剤を使った」と県内の交番に自首し、7月に同法違反(使用)の疑いで同署に逮捕された。
同署は山形県の自宅から製造に使ったとみられる薬品やビーカー、鍋などを押収した。組織犯罪対策課、科学捜査研究所と捜査した。