米国カリフォルニア州のミルブレー市で今月、第20回日本文化祭りが開かれ、同州の福島県人でつくる北加福島日系人会員と9月に就任した大槻耕太郎駐サンフランシスコ日本総領事(福島市出身)がイベントで交流し、福島県の思い出話に花を咲かせた。
イベントでは和太鼓や日本舞踊、Jポップの演奏のほか、弓道や剣道、書道、茶道など日本の伝統文化の体験が行われ、日系人と地域住民たちが文化で交流を深めた。県人会員たちは福島県のパンフレットを配布するなどして福島県の理解とPRに努めた。
オープン式典ではミルブレー市長のあいさつの後、大槻総領事が「日本文化祭りの20周年を祝いつつ、日本文化に積極的に触れるとともに、文化団体への参加や人的な交流にも参加してほしい」と呼びかけた。
大槻氏は9月9日から現職。管内にはシリコンバレーもあり、サンフランシスコやサンノゼには全米でも数少ない日本人街が残っている。大槻氏は日系米国人の社会発展と地位向上に取り組む姿勢を示している。