第104回全国高校サッカー選手権(12月28日~来年1月12日)の組み合わせ抽選が17日、東京都内で行われ、福島県代表の尚志は1回戦で高松商(香川)と対戦することが決まった。試合は第2日の12月29日に浦和駒場スタジアム(さいたま市)で行われる。午後2時10分開始予定。
尚志は5大会連続16度目、高松商は4大会連続25度目の出場。同大会での両チームの対戦は初。
2連覇を狙う前橋育英(群馬)は初戦の2回戦で神戸弘陵(兵庫)との対戦が決まった。宮城県大会を制した仙台育英が部内のいじめ問題を受けて辞退した同県の代表校は調整中で、1回戦は那覇西(沖縄)と当たる。
開会式後の開幕戦(東京・国立競技場)は早実(東京B)と、22日に県大会決勝が行われる徳島県代表校が戦う。今夏の全国高校総体を制した神村学園(鹿児島)は初戦の2回戦で東海学園(愛知)と顔を合わせる。選手宣誓は専大北上(岩手)の吉池晃大主将が務める。
西村主将「パスで崩す」
高松商との対戦が決まった尚志の主将西村圭人(3年)は「わくわくしている。全国高校総体で4強で敗れた借りを返したい」と闘志を燃やした。
西村主将は対戦相手について「粘り強い守備が特徴だと思う」と分析し、「自分たちのパスサッカーで切り崩したい」と語った。また、尚志が入ったAブロックは前回王者の前橋育英や、2度の優勝経験がある山梨学院がそろう。仲村浩二監督は強豪との対戦を見据え、県大会の準決勝と決勝で失点したことを踏まえ「守備の強化をしていきたい」と述べた。
西村主将は「攻撃的なところを出し、全国制覇できるように頑張る」と意気込んだ。

