11日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=145円台前半で取引された。
午後5時現在は前日比38銭円安ドル高の1ドル=145円12~14銭。ユーロは84銭円安ユーロ高の1ユーロ=165円72~76銭。
9、10日の米中の閣僚級貿易協議で、中国によるレアアース(希土類)の輸出規制緩和に向けて進展があったと伝わったことで、安全資産とされる円を売り、ドルを買う動きが優勢だった。
日本の株価がこのところ高値圏で推移していることから、市場では「投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、円売りドル買いが加速した」(外為ブローカー)との声も出た。