美浜原発に活断層の影響なし　規制委、地震調査委評価で

　原子力規制委員会は４日、大地震が想定されると政府の地震調査委員会が評価した日本海側海域活断層について、関西電力美浜原発（福井県美浜町）の地震や津波想定に影響はないとする関電の説明をおおむね了承した。

　地震調査委は昨年８月、兵庫県北方沖から新潟県上越地方沖にかけ、長さ２０キロ以上でマグニチュード７以上の地震が想定される海域活断層が計２５カ所あるとする長期評価を公表。規制委は東京電力柏崎刈羽原発（新潟県）や美浜原発など５原発への影響を確認するよう、各電力会社に指示していた。

　美浜３号機は規制委の審査合格後の２０２１年６月に再稼働済みで、１、２号機は廃炉作業が進んでいる。