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オープンAIに最大15兆円 米エヌビディア、戦略提携

2025/09/23 06:08

 エヌビディアのロゴ(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】米半導体大手エヌビディアは22日、対話型の生成人工知能(AI)「チャットGPT」を開発した米新興企業オープンAIに最大1千億ドル(約15兆円)を投資する方針を明らかにした。次世代AIの基盤となる大規模データセンターの整備に向けて、戦略提携する。オープンAIの財務基盤強化に協力し、高性能な製品の大口需要先を確保する狙いがあるとみられる。

 両社は少なくとも10ギガワット規模のデータセンターを建設し、数百万台の画像処理装置(GPU)を活用して次世代のAIモデルを開発、運用する。投資は新システムの導入に応じ段階的に実施される。第1弾として2026年後半に1ギガワット規模のシステムを稼働させる計画という。

 エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は声明で今回のデータセンター建設で「次世代の知能を切り開く」と強調。オープンAIのサム・アルトマンCEOも「(AIを動かす土台となる)情報処理インフラが未来の経済の基盤となる」とした。

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