【シンガポール共同】日本政府がマレーシア軍に海洋で活用する日本製の救難艇7隻を無償供与する式典が1日、マレーシア首都圏スランゴール州の空軍基地で開かれた。9月下旬に供与したドローン14機に続き、同志国支援の枠組み「政府安全保障能力強化支援(OSA)」を適用。日本が海洋安全保障能力の強化に協力する。
シーレーン(海上交通路)の要衝マラッカ海峡や南シナ海に面するマレーシアは日本にとって戦略上、重要な地域にある。式典に出席した四方敬之・駐マレーシア日本大使は「マレーシアが維持する平和で安定した環境から日本も恩恵を受ける」と述べた。マレーシア政府によると、救難艇はマラッカ海峡に近い空軍基地に配備される。