政府は13日、予算執行の無駄や事業効果を外部有識者が公開点検する「秋の行政事業レビュー」の議論を東京都内で始めた。14日まで2日間の日程。環境省による脱炭素社会に向けた国民運動「デコ活」推進など5事業と、2基金の計7分野を対象とする。目標達成率や利用率の低い事業を洗い出し、2026年度予算編成に反映させる。
初日は、鉄道駅の改良工事に対する国土交通省の補助金事業について議論。有識者からは「通勤客の利便性向上を図る経済政策と、バリアフリー整備などの社会政策が混在、事業の性格を曖昧にしている」との指摘や、10年先の地域の人口構成を見据えて優先順位をつけるべきだとの意見が出た。
