「息子が大人になった時、店を継がせてくれと言われるような店をつくろう」。私は家内と夢を語り合っていた。まだ店もないのに、夢しかなかった。1977(昭和52)年9月21日。お彼岸の忙しい時期に待望の長男が誕生した。息子を朝5時には起こして会津美里町の家内の実家の母に預け、迎えは遅くなる毎日だった。だが2歳の時に会津坂下町の健康優良児として表彰され、義母に感謝した。 二人は相変わらず温泉の売店に通...
この記事は会員専用記事です
残り632文字(全文832文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。