初めて自転車に乗ったのは、確か小学校に入る前のことだった。 終戦直後の物資なども少ない時代だったが、父正雄がどこからか探してきた自転車が最初の相棒だった。当時の白河は、舗装路も少なく砂利道ばかり。それでも夢中で相棒を乗り回した。 小中学生のころは、当時流行していたのか、学校の先生がたくさんの場所にサイクリングに連れて行ってくれた。みちのくの玄関口と呼ばれる「白河関跡」や西郷村の「雪割橋」など、同...
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