転機は先輩からの誘いだった。 東京五輪の予選で敗退した後、大学4年のインターカレッジ直前には落車で左鎖骨を折るけがを負った。「これで自転車人生もおしまいか」。そう悔やみながら、卒業後は実家の家具屋を手伝っていた。すると大学の先輩から連絡があった。 「今なにしてるの。競輪のプロになれよ」 このまま自転車を引退したくない。その気持ちはずっと心のどこかにあった。すぐ行動に移し、日本競輪学校の試験を受け...
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