はじまりの美術館の成り立ちを振り返る上で、とても大きな存在の作家がいた。 青木尊(たける)さんだ。小学生で絵を描き始め、入所した安積愛育園の施設「あさかあすなろ荘」(郡山市)で創作活動に本格的に取り組んだ。作品は好きなプロレスラーや歌手、テレビで見た題材をテーマに、ボールペンや鉛筆などで力強く描く。 愛育園の作家で外部の評価を得たのは、青木さんが初めてだった。公募展への出品で注目され、全国区の福...
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