社長だった父貞一は動物医薬品の企業として、自社で研究所を持つことが不可欠だと考えていた。そのため私は九州ゼンヤク熊本支店に出向しながら、郡山市の本社に月1回ほどのペースで戻り、研究所の開設に向けて元東大獣医学部教授の臼井和哉さんと研究所設立に向けて話し合ってきた。 そして1982(昭和57)年、実験棟や犬舎、牛舎などを備えた中央研究所が完成した。当時最新技術として注目を集めていたバイオテクノロジ...
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