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【2】想像と違ったアフリカ ななくさ農園代表・関元弘

2024/04/09 08:30

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青年海外協力隊員としてチュニジアで農業大学校の助手を務めた私(中央)。飢餓問題を解決すべく意気込んでいたが、現地は観光客がバカンスで訪れるような先進国だった

 私は東京都北区赤羽で両親と姉、弟の5人家族の家庭に生まれた。転勤族だった父の仕事の都合で4年に1度、転校を繰り返した。金沢市から赤羽、そして名古屋市から再び赤羽と、幼稚園から高校まで、入学と卒業した学校が全て異なる少年時代を送った。いずれも都会暮らしで周囲に農家はいなかったが、小学校低学年の時にエチオピアの内戦で起きた飢餓の問題を知り、「人は食べ物がないと死ぬ」と気付き、食糧問題から次第に農業に...

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