公立相馬総合病院で婦長をしていた頃、相馬市に看護学校を設立する構想が動き出した。看護学校には、厚生省(現厚生労働省)の指導要領に沿って、学生を受け入れる「主たる実習施設」が必要になる。公立相馬総合病院の看護部がその役割を担うことになり、厚生省の基準をクリアできるよう、看護部の体制づくりを進めた。 作業は膨大だった。看護部の理念、運営方針を決め、看護手順などを明文化していかなければならなかった。同...
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