2017年、私は看護部長として相馬中央病院に勤務することになった。今に至るまで、働く場所が与えられていることに感謝している。できる限り、看護という職を続けていきたいと思っている。振り返れば、50年の間に医療に対する考え方は大きく変わった。私が看護学校を卒業した1973年は、「病気を治すのは医療」という時代だった。もちろん、その通りなのだが、今はむしろ「病気を治すのは患者自身」という考えが強まって...
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