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【5】アニキ、親のように慕う 弁護士・諸橋仁智

2024/06/07 08:30

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暴力団員だった頃の僕(後列中央)。どんなタイミングで撮影したかは忘れたが、祝いの席の記念写真だった

 東京都内の私大に入学後、「アニキ」と出会って暴力団の道に足を踏み入れていく。 僕は既に”半分ヤクザ”のようになっており、1年で4単位しか取得できず、2年になってすぐ中退した。短い学生生活だった。 入学後、吉祥寺の雀荘(じゃんそう)でアルバイトを始めた。そこでヤクザのアニキと知り合った。27歳年上で紳士的だった。父を亡くしていた僕はアニキに”父親”を求めたのかもしれない。 初対...

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