渋谷での一件を経て、一文無しのまま友人宅を目指し、タクシーに乗車したことをきっかけに更生の道を進むことになる。 あのタクシー運転手は天の使いだったのではないか。僕は友人宅の住所が分からず、あれこれ指示しているうちに様子のおかしさを見抜かれ、交番に連れていかれた。警察官から「家族は?」と聞かれ、いわき市の実家の電話番号を答えた。不思議と覚えていた。電話を受けた母は、何年も連絡しなかった息子の様子が...
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