小さい頃のあだ名は「チビ」だった。 小学校では背の順に並ぶと前から数えた方が早かった。背が低くて丸い、いわゆる「ずんぐりむっくり」体形で、運動神経も良くはなかった。陸上大会では学校の代表になれず、スタンドで応援していた。 ただ、外遊びは好きだった。木を削って作ったバットと布きれのボールでソフトボールをしたり、畑に手作りした土俵で相撲を取ったりしていた。体が小さいけれど、粘り強い元大関貴ノ花が憧れ...
この記事は会員専用記事です
残り590文字(全文790文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。