日体大には特待生で入った。当時の大学レスリングは早稲田大や明治大が強く、強豪校に「追い付け、追い越せ」が目標になった。 練習は午前7時から1時間のランニングで始まった。天気が悪いと中止なので、寝床で雨音を聞くとうれしくなった。授業が終わり、午後4時から2時間の練習。主な内容はスパーリングだった。しかし、練習環境は恵まれていなかった。施設が狭かったため、マットを使うのはレギュラーか先輩が中心。練習...
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