実家の家業は材木屋でした。吉野木材といって、いわき市の佐糠町(さぬかまち)に父方の祖父が創業しました。祖父とその息子3兄弟が汗を流して築いた吉野木材は、高度成長期の波にも乗り、県内でも有数の会社に成長していたと耳にします。 私は祖父母から見て、孫としては初めての男の子でしたので、3代目の跡取りとして大いにかわいがってもらいました。小さい頃の私は、お兄ちゃんを意味する「あんちゃん」と呼ばれ、父のお...
この記事は会員専用記事です
残り789文字(全文989文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。