父親に敷かれたレールの上を走りたくなかった。若い頃の私は反発し、農家を継ぐ気は一切なかった。しかし今となれば、農業は私の人生の全てだ。春に植えた水稲が立派に成長し、豊作になることを願いながら愛情込めて育てている。 私は農家仲間と一緒に、地元の小学生に田植えや稲刈り体験などを実施している。われわれの仕事の魅力を伝えるとともに、日本の食を支える根幹を体感的に学んでもらうためだ。われわれ農家は人々...
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