大学卒業まであと2カ月という差し迫った時期に私は退学し、芸能界への道を歩む選択をした。教育熱心だった母はもちろん反対だった。幼い頃から私に「いい企業、大企業に入りなさい」と口癖のように言い聞かせてきたほどだったから。 一人っ子だった私を一生懸命、大切に育ててくれた母は、まな娘が就職しないという道を選んだことに驚きとショックを隠し切れなかったようだった。それでも私は自分の可能性に挑み、夢をつかみた...
この記事は会員専用記事です
残り571文字(全文771文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。