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【2】呉服問屋で社会を学ぶ ぬか茂菓子店社長・糠沢正之

2024/09/11 08:30

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呉服問屋で勤務していた頃の私。他のお客さまに金額を見えないようにする仕組みなど独特なルールがあった。まるで江戸時代で働いているかのようだった

 幼少期から洋食文化への憧れはあったが、高校に求人はなく、高校卒業後は担任の先生に薦められた呉服問屋に就職した。  新社会人となり、東京・日本橋での仕事は新鮮で毎日が楽しかった。取り扱う商品の約8割は着物で、高いものだと数百万円。最初は反物を巻くことから始まった。  当時の呉服問屋は電卓ではなく、後ろに板が張られている「五玉そろばん」でお客さまに金額を提示するスタイル。ど派手な服装でダンスを楽...

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