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【4】洋菓子作り、一から修業 ぬか茂菓子店社長・糠沢正之

2024/09/13 08:30

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修業時代に店頭に立つ私。小さい店舗だが全国的に人気なお店で、客足が途切れることがなかった。苦しい時もお客さんの笑顔を見ると、心も体も軽くなった

 「洋菓子職人になる」と覚悟を決め、勢いよく退職したが働き口はなかった。会社の寮に住んでいたため、辞めたことで住む場所がなくなり、実家に身を寄せることにした。家族は突然辞めてきたことに多少驚いたものの、理由を聞いて私を責めることはなかった。  当時は「きらびやかな東京で洋菓子を作りたい」との思いが強く、本宮で就職する考えはなかった。どうやって東京に戻るかばかりを考えていた。  その頃、東京で活...

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