「洋菓子職人になる」と覚悟を決め、勢いよく退職したが働き口はなかった。会社の寮に住んでいたため、辞めたことで住む場所がなくなり、実家に身を寄せることにした。家族は突然辞めてきたことに多少驚いたものの、理由を聞いて私を責めることはなかった。 当時は「きらびやかな東京で洋菓子を作りたい」との思いが強く、本宮で就職する考えはなかった。どうやって東京に戻るかばかりを考えていた。 その頃、東京で活...
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