郡山女子大食物栄養学科は、葛尾村でバナメイエビを陸上養殖しているHANERU葛尾と共同で、バナメイエビを使った料理を考案し、レシピ集にまとめた。村役場で1月30日、レシピ集のお披露目会が開かれた。
郡山女子大は、村と地域活性化などに向けた包括連携協定を結んでおり、その活動の一環でレシピ集を作成した。食物栄養学科の郡司尚子准教授の研究室に所属する学生が、HANERU葛尾の協力を得て約2年かけて料理を考えた。
料理は、えびしんじょやアヒージョ、シューマイなど和洋中18品。葛尾産のエゴマを使った「えびのエゴマ和(あ)え」もメニューに取り入れた。レシピ集では、エビの下処理の方法や、HANERU葛尾の取り組みも紹介している。レシピ集は新年度から同社で始まるバナメイエビの本格出荷に合わせて活用される。
中心となってレシピを考えた同大の小野川史奈(ふみな)さん(4年)と郡司准教授、同社の松延紀至社長らが村役場を訪れ、篠木弘村長にレシピ集を披露した。小野川さんは「幅広くメニューを考えた。いろんな人たちにバナメイエビを食べてもらいたい」と語った。篠木村長は「レシピによってエビの魅力もアップする。活用していきたい」と感謝した。