聖光学院高進学探究コースの「タンキュウブ」は、伊達市産プラムを使ったフルーツハーブティーを開発した。開発商品のお披露目式が5日、伊達市役所で行われ、生徒3人が須田博行市長らに活動報告した。
同校はフードロスや耕作放棄地などの課題解決へ、2022年に地域産品開発などを手がける「Kokage」(川内村)や福島大と共同ブランド「TEA&THINGS」を設立。「Fukurum(フクラム)基金」を活用し、3期目の今回は1年生が伊達市産プラムのフルーツハーブティー「MIYOKO(満世拠)」を開発した。商品名には「お茶を飲んで満たされてほしい。世界や世代を超えてつながる商品。拠(よ)り所である福島」の思いを込めた。
お披露目式で生徒は、商品をプラムやラベンダーなどで飲みやすく、すっきりとした味わいに調合したことや、1月に福島市で試飲会、販売会を開催したことを発表した。発表後、参加者は開発商品を試飲して意見を交わした。生徒の八巻明莉さん(16)は「幅広い世代の方に手に取ってもらえてうれしかった」と話した。
開発した商品は今後、一般向けに販売することも検討している。