• X
  • facebook
  • line

祝65周年!吉本新喜劇…郡山に 島田珠代さん「笑いの珍獣続々」

2025/02/10 10:40

「肩の力を抜いて笑える舞台です」と来場を呼びかける島田さん=福島市

 ギャグ満載で誰もが理屈抜きで楽しめる関西発の舞台、吉本新喜劇が24日、郡山市にやってくる。福島市を訪れた団員の島田珠代さんに、新喜劇の楽しみ方や自身の芸歴について聞いた。

 「ギャグ予習で楽しく」 

 バラエティー番組で見るタレントのイメージが強い島田さんだが、新喜劇の一員として連日大阪や京都などの舞台に立っている。

 新喜劇の舞台は、創設当初から毎週土曜の午後に関西のテレビで放映され、これを見ながら昼ご飯を食べるのが、昭和の時代から続く関西の子どもたちの「スタンダード」だという。そうやって幼い頃から新喜劇を見て育った大阪府出身の島田さんは、高校生のとき、人気バラエティー番組の視聴者参加企画に出演し、2度優勝したことがきっかけで吉本興業に所属する。初めは劇団員ではなく、一人の芸人として活動していた。当時は東京進出への憧れもあったが、「新喜劇に入ったらすっかりはまってしまい、新喜劇を守ろうという思いに変わりました」と明かす。以来、芸歴36年。今や新喜劇の看板女優として、なくてはならない存在だ。

 新喜劇発足65周年を記念した全国ツアーの真っ最中で、今回は県内で生の新喜劇が見られる貴重なチャンスになる。65周年のお祝いにかけつける「ネタ組」も、中川家をはじめ豪華メンバーが集まる。郡山公演に当たり島田さんは「次々に『珍獣』が現れて、肩の力を抜いて笑えます。出演者それぞれにお決まりのギャグがあるので、事前に動画などで予習をしておくと、より楽しめます。落ち込んだり悩んだりすることがあっても、帰る頃にはストレス発散できている、そんな舞台にするのでぜひ見に来てください」と呼びかけた。

 さらに「福島県の皆さんと近しい存在になりたいです。こっちは勝手にラブラブなので、ぜひラブを返していただけたらうれしいです」と福島県民への愛を伝えた。(佐藤香)

          ◇

 吉本新喜劇65周年記念ツアー福島公演 2月24日、けんしん郡山文化センター(郡山市民文化センター)。午前11時と午後3時開演の2回公演。

 【新喜劇出演】アキ、すっちー、浅香あき恵、島田珠代、西川忠志ほか。

 【ネタ出演】村上ショージ、中川家、相席スタート、タモンズ、金魚番長。

 チケットは、前売り当日ともに全席指定6500円。FANYチケット、チケットぴあ、ローソンチケット、けんしん郡山文化センター窓口で販売中。問い合わせはFANYチケット(電話0570・550・100、午前10時~午後7時)

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line