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【2】幼少期から台所で料理 食文化研究家・平出美穂子

2025/04/29 08:30

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木に登る小学6年生の私。母の手伝いを通してさまざまな料理を覚えていった

 幼い頃は自然に囲まれたまちで伸び伸びと過ごした。  私が生まれたのは栃木県市貝町の農家。8人きょうだいの末っ子で、一番の暴れん坊だったという。日課といえば、兄たちとの木登りや近所の小川での魚釣り、ドジョウすくいなど。今ではゴルフ場になってしまったが、近くの山林にはマツタケが自生していて、家族で採りに出かけた。  思い返すと、たくさんの食材に囲まれて育った。「うるさい」という理由で兄たちのいる...

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